ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第三百八回 茶筒の形の化粧箱
7月22日(金) 晴れ時々曇り(香川県)
観音寺周辺に住まわれている方へちょっと告知します。
今晩7時より、観音寺市琴弾公園内にある「琴弾荘」にて、山崎亮氏による講演会があります。
講演名は「地元愛を考える」で、地域活性化の新しい考え方についてお話がありそうです。
講演会は入場無料!
お近くの方、時間のある方はぜひお越し下さい。
きょう7月22日は”円周率近似値の日”だそうです。
22÷7=3.14…となることから定められた記念日です。
円周率って不思議ですよね。
絶対に割り切れないんですものね。
昨年の夏には、日本人男性が5兆ケタまで円周率を算出した、とのニュースも出ていました。
円周率を素数で構成した計算式で表すことができる、という話も聞きました。
数学の苦手な店長ですが、ミステリアスな円周率には興味を感じます。
円周率の話題が出たところで、きょうは「円筒型」の化粧箱をご紹介しましょう。
中国に行ったときに見つけた箱で、器用に作られています。
箱の中には不織布のような素材でクッションが作られており、指輪などのアクセサリーを入れられるような構成になっています。
篠原紙器にも問い合わせをいただくのですが、「円」を使った箱って難しいんです。
基準の「円」に合わせて、箱の側面を調整するのが大変なんですよね。
手作業ではなかなかキレイな「円筒」に仕上がりません。
しかし、よそも嫌がる形の箱ですから、作れるようになれば篠原紙器の強みになるのは間違いなし。
丸い箱が作れるように、研究を進めてまいります。
とはいえ、100円ショップでも「円」や「ハート」の箱を売っている時代です。
海外の箱屋さんは器用に箱を作る技術を持っています。
機械を使って大量生産したり、安い人件費で人海繊術を使った生産をすることで、コストの安い変形箱を市場投入しています。
海外の合理的な考え方を取り入れつつ、日本人の持つ”繊細さ”を活かすことで、よそに負けない箱を作って行きたいと考えています。
ちょっとずつにはなりますが、このブログでも紹介していきますね。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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