ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第三百七回 うな重っぽい?化粧箱

 7月21日(木) 曇り(香川県)

 

今年は6月の後半から急に暑くなり、また猛暑かな、って思っていましたが、台風の影響などで30℃を下回る日があったりで思ったより過ごしやすい夏です。

しかし、店長はすでに夏バテ。。

暑い夏を乗り切るには、スタミナが必要です。

夏にビタミンBの多い「うなぎ」を食べることを提案したのは、香川県出身の平賀源内先生だと言われています。

暑い時期に「うなぎ」が売れないことを悩んでいたうなぎ屋さんが、江戸で人気のあった源内先生にお願いしたのが「土用の丑の日にうなぎを食べよう」の始まりだそうです。

そもそも、「土用」には「う」のつくものを食べる習慣があったようで、「うどん」や「うめぼし」「うり」などは食べられていたようです。

いまではすっかり定着した「土用のうなぎ」、おいしく食べて、元気をつけて頑張りましょう!

 

というわけで、きょうは「うな重」をイメージした化粧箱を作りました。

お重箱にご飯を盛り付け、その上に「うなぎ」の蒲焼が乗っています。

意外と「うな重」に見えるでしょ?

 

お重箱には、黒い「漆紙(うるしがみ)」を使用しています。

本物の漆を使っているわけではありませんが、表面加工の妙によって漆を塗ったような表情をした化粧紙です。

実際に、おせち料理などのお重箱に使われることもある化粧紙です。

 

中のご飯は、「不織布(ふしょくふ)」を貼った箱で再現しました。

「不織布」のフワフワ感がふっくらご飯を連想させてくれます。

 

ご飯の上の「うなぎ」の蒲焼は、暗い赤色の深みのある化粧箱で作りました。

芯をダンボールで作っているので、柔らかい感じも出ていると思います。

タレをかければ、もっとおいしそうに見えるかしら。

 

今年は「うなぎ」の稚魚の収穫量がとても少なく、海外ものも高騰しているとあって、「うなぎ」が高いようです。

ニュースでは「うなぎ」の卵の採取に成功した、との話題もあります。

養殖技術を高めていただいて、おいしい「うなぎ」料理を食卓からなくさないで欲しいものです。

 

ネタが食べ物に偏ってきましたかね。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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