ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二百八十三回 倉橋先生の手がけた金唐革紙 〜その4〜

 6月16日(木) 雨(香川県)

 

きょう6月16日は”和菓子の日”です。

皆さん、和菓子好きですか?

店長は和菓子大好きです。

見た目もお味も、上品でいいですよね。

これからの暑い時期にも、冷えた水ようかんや寒天、くず餅やわらび餅など、涼しさを伝えてくれる素敵なアイテムです。

先日テレビで観たのですが、くずと米粉を使い、桜色に染めたウイロウのようなお菓子を糸で巧みに切断し、切断面に弧を描く筋がはいった和菓子があるんです。

見た目はかつおの切り身。

かつおが採れる時期に、遊び心を加えた和菓子を作ったんですね。

芸術的に作られた和菓子は、崩して食べるのがもったいないです。

和菓子の中でも、店長は大福が好きです。

弾力のあるお餅とあんこの組み合わせは最強です。

熱いお茶と食べるのもおいしいですが、牛乳と食べるのもいけますよ〜。

”和菓子の日”にちなんで、どこかで大福を配っていないかしら。

 

このブログでも紹介したことのある「エレキテル化粧箱」ですが、色が付いていないため、物足りない作品でした。

今回、倉橋先生にお願いして、「エレキテル化粧箱」をキレイに彩色していただきました。

やっぱり、色が付いていると見た目がすごく良くなりました。

 

平賀源内先生が江戸時代の復元した「エレキテル」には、草花のデザインがなされています。

赤や青、緑色に塗り分けられた花と草模様の周りを、直線でできた幾何学的な枠で囲っています。

きょうの化粧箱は、この枠を金色に塗って「金唐革紙」らしさを出してもらいました。

 

白い和紙で作った「エレキテル化粧箱」ですが、金色や赤、黒の彩色がとても似合っています。

さすが倉橋先生、色のバランスをうまく調整してくれました。

キレイな箱に仕上げてもらったので、貴重品を入れる箱にしようと思います。

 

しかし、手塗りの彩色は時間と手間がかかります。

まだまだ小売できるレベルではありませんね。

きょうのブログを見て「エレキテル化粧箱」に興味を持っていただいた方がおられましたら、製品化を考えようと思います。

ぜひ、ご意見ご感想をお寄せ下さい。

 

篠原紙器メールアドレス:shinohara_s@mx81.tiki.ne.jp

 

明日はもっと目立った化粧箱を紹介します。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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