ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第二百七十五回 中国で作られたオレンジ色のお菓子箱
6月 6日(月) 晴れ時々曇り(香川県)
きょうは二十四節気のひとつ、”芒種(ぼうしゅ)”です。
イネ科植物の種をまくのに適した時節をあらわしています。
店長の実家でも、きょう田植え用の苗をもらいに行っています。
もらった苗を一週間ほど育てて、水を張った田んぼに植え替えます。
近所の田んぼのほとんどが田植えを終えていて、きのうの朝、子供と田んぼをのぞいていると、いろいろな生物が泳ぎ始めていました。
カブトエビ、アメンボ、タニシ、ゲンゴロウ(?)、小さな大量のムシ、などなど、まだオタマジャクシはいなかったものの、立派な生物圏が築かれています。
こいつらはどこから発生したのでしょうか?
田んぼに引いた川の水からきたものもあれば、飛んできたものもあるのでしょう。
秋までは田んぼの生態系を観察できる、良い機会になります。
店長が住む観音寺市では、6月4日の”虫歯防止デー”に合わせ、毎年歯の検診を無料でしてくれるイベントがあります。
きのうがそのイベントの日で、家族で参加してきました。
診察の結果、みんな虫歯なし♪
子供たちの歯の磨き方も教えてもらって、おもちゃまでいただいて、至れり尽くせりでした。
先日、中国から帰ってきた方からおみやげのお菓子をいただきました。
お菓子が入っていた箱が貼箱だったので、きょうはこの「中国製」化粧箱をご紹介します。
お菓子の写真をデザインに使った化粧紙で包んだ、「ミフタ式」の貼箱です。
まず気になったのが、ミ箱の折り込みの長さ。
貼箱で一般的な折り込みの長さは1cmくらいですが、このミ箱の折り込みは3cm強あります。
箱の中身の見せ方によって、折り込みを深くすることもありますが、折り込みが長いと箱の仕上げがやや面倒です。
さすが中国、手先は器用ですね。
もうひとつ気になったのが、ミ箱内側の生地紙が露出している部分。
日本の生地紙は表面が粗いチップボールを使うことが多いですが、この箱の生地紙はコートボールのような表面が滑らかな厚紙を使っています。
資材の使い方の違いか、価値観の違いか、それともこの箱独自のものなのか?
やっぱり外国の化粧箱を見ると、いろいろと勉強になります。
ヨーロッパや中国の化粧箱にはチャレンジ心を感じるものが多いです。
日本人のもつ緻密さ、丁寧さを表すことができる化粧箱を、海外の皆さんにも楽しんでいただきたいと思っています。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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