ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二百六十九回 金の紙をつかった変形箱

 5月27日(金) 曇りのち雨(香川県)

 

とうとう四国地方も梅雨に入りました。

平年よりも10日ほど早い入梅だそうです。

近所の田んぼでは田植えの時期真っ盛りなので、タイミング的にはありがたいところですね。

猛烈な勢いの台風2号が日本に迫っているとのこと。

風雨の被害がないことを祈ります。

今週末には、観音寺にある有明浜の清掃活動に参加予定でしたが、天気が悪くて屋外活動は中止になりそうです。

清掃活動することで感謝の気持ちを身に付ける。

機会を作って、改めて清掃活動に臨もうと思います。

 

きのうまで「金色」和紙の紹介をしてまいりましたが、きょうは篠原紙器で作った「金色」の変形箱を紹介します。

化粧紙は和紙ではありませんが、「金色」の化粧紙と「金色」のボール紙を使った化粧箱です。

箱のソコを「金色」紙でお化粧し、ソコに沿って「金色」のボール紙を貼っています。

この「金色」のボール紙が、インロー箱のインナーの役割を果たしている、ちょっと変わった貼箱です。

 

箱の形状も変わっていまして、四隅にRが付いています。

四角い箱の角を丸くした形ですね。

「R付」の箱って、けっこう手間がかかります。

直角の四角い箱であれば、箱に成形するのが簡単です。

生地に罫を入れて、折れば四角になります。

しかし、Rが付くとそうは問屋が卸しません。

フタもソコも、天面と側面が別パーツになっています。

それぞれのパーツを加工してくっ付けなければならないので、とても手間がかかる化粧箱です。

見た目に変わっていて、おもしろいんですけどね。

 

きのう、円や半円の貼箱ができないか、というお問い合わせをいただきました。

四角以外の形の箱の引き合いって、けっこうあるんですね。

日本国内でもキレイな変形化粧箱を作っているところがありますし、海外の変形化粧箱もなかなか上手に作られています。

パーツを加工する方法や、パーツを組み合わせる方法を工夫すれば、キレイな変形貼箱を作ることができそうです。

変形貼箱のご要望が多いようであれば、キレイな化粧箱で対応できるようになりたいものです。

 

店長の挑戦はまだまだ続きそうです。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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