ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第二百六十六回 金色で染めた和紙
5月24日(火) 曇りのち晴れ(香川県)
きょうは高松市へ行った足で、香川県立図書館へ行ってきました。
借りていた本を返して、新しい本を借りてきました。
平賀源内先生の本を2冊とデザインの本1冊の、合計3冊です。
最近、箱に施すデザインを考えています。
人目につくデザインの商品でないと、なかなか売上に繋がりません。
売れるためのデザインは専門の先生にお願いしようと思うのですが、店長も少し勉強しようと思っています。
図書館のデザイン関連図書コーナーに行くと、いろいろな本があるんですね。
専門家の作ったデザイン画を見ていると、やっぱり魅力的に映ります。
美的センスも設計技術の鍛錬も、手先の器用さも必要なんでしょうね。
良いデザインを取り入れたからといって、その商品が売れるとは限りません。
ここも難しいところです。
作り手の好き勝手で作っている、このブログの作品は気楽なものです。
これからも気楽に続けて参ります。
3月に訪問した京都、福井の業者さんにお願いして、「金色」に染めた和紙を手に入れました。
”GW直前!”シリーズでもいくつかの金色化粧紙を紹介しましたが、加工方法によっては表面が割れてしまう紙が多いんです。
「金色」の輝きを出すために紙の表面加工を行うのですが、表面加工で紙が硬くなり、割れやすくなるんですね。
きょうご紹介の「金色」化粧紙は、楮(こうぞ)を使った和紙がベースになっています。
パルプよりも柔らかい紙です。
和紙の上に、「金色」塗料でベタ印刷を施し、「金色」に染めた化粧紙です。
オフセット印刷などで印刷される金は、インクの性質上、あまり光沢がありません。
その点、きょうの「金色」化粧紙はキラキラ光って豪華に見えます。
さっそくこの「金色」化粧紙で加工品を作ってみました。
表面が割れない!
ありがたいことです。
明日は、この「金色」化粧紙を使ったサンプルを紹介します。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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