ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二百六十二回 新緑の季節到来!ミドリ色の化粧箱 〜その8〜

 5月18日(水) 晴れ時々曇り(香川県)

 

きょう、店長の住む観音寺市で花の生産をしている業者さんが、篠原紙器に来られました。

「花」と「紙器」のコラボレーション企画を考えられているそうです。

熱心な業者さんで、お話していてもヤル気がビンビン伝わってきました。

一生懸命打ち込んでいると、気持ちが姿に表れるんですね。

とてもいい刺激をいただきました。

 

きのうの夜、車を運転していると、山の上に赤い大きなお月さまが出ていました。

満月よりも少し欠けていたでしょうか。

家に帰るとまだ子供たちが起きていたので、外に出て赤いお月さまを見せました。

「赤いお月さま」の言葉に怖がっていた子供たちも、「うさぎさんの餅つき」の言葉でなんとかお月さまを見せることができましたよ。

まだまだ幼い子供たちですが、近い将来、一緒に夜空を見て楽しみたいものです。

 

さて、きょうの「葉っぱ化粧箱」は、花柄の緑色化粧紙で作った箱です。

”箱屋の試み”で何度か紹介した化粧紙で、覚えてくれている方もおられるでしょう。

”ちょっと変わった化粧箱”のトップページ見出しの写真にも、きょうの紙で作った化粧箱が載っています。

 

濃い緑色の下地に、金色で書かれた草花の模様が特徴の化粧紙です。

江戸文化のデザインにもみえますし、アール・ヌーヴォなデザインにも見える模様が素敵です。

 

最近、江戸文化に興味があるんですが、鎖国政策をとっていた徳川幕府にも西洋の文化が意外に入っていたんですね。

当時、一部海外との交易を許されていた長崎出島を通して、西洋人が将軍や幕府上層部に献上品を納めていたようです。

大商人たちも西洋品の買い付けを行っていて、江戸の町人も西洋文化に触れる機会はあったみたいです。

西洋から入ってきた訳の分からない文化を、自分たちの文化として上手に取り込みながら、日本独特の”江戸文化”が生まれたんですね。

 

古き良き文化を、箱屋のやり方で復興していきたいと思っています。

いいものができたら、皆さんにもお知らせしますね。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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