ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第二百五十一回 GW目前!ゴールデンな化粧箱 〜その1〜
4月25日(月) 晴れ時々曇り(香川県)
きのう、店長の住む観音寺市にある博物館へ行ってきました。
日本で使われていた農具、生活用具、紙幣や、中国の昔の紙幣、陶器などなど、いろいろなものが飾られている、とてもおもしろい博物館です。
博物館に飾られている品々をコレクションされていたのが、荒木計雄(あらきかずお)という方です。
荒木さんは、日常生活の中にありふれている習慣や、日常的に使われている道具こそが日本の文化であり、日常の生活様式を残してゆくことが大切である、との考えを持たれていたそうです。
モノを使って捨てて、また買って、…の繰り返しになっている現代では、後世にモノを残せていけるのか、ちょっと心配になりました。
一昔前の機械を見かけることがありますが、大事に使えば30年、40年しっかり仕事を続けてくれています。
見ていて、味わい深いものを感じます。
後々の世の人に、「こんな文化があったんだよ」って見てもらえる、残してもらえるような箱を作って行きたいと思いました。
興味のある方は、観音寺市にある「洗心亭」へぜひどうぞ。
早いもので、今週末からゴールデンウィークに突入します。
ゴールデンウィークにちなんで、「金色」の化粧箱を作ってみました。
写真では分かりにくいですが、細かい布目の入った金色の化粧紙を使った貼箱です。
給食に付いていたマーガリンを包んでいた包装紙を思い出させる化粧紙です。
ゴールデンな化粧箱にするために、大きさも天面のタテヨコ比を”黄金比”にしました。
写真にすると、キレイに写って見えますね。
きょうの化粧紙ですが、細かい布目が入っているおかげで、指紋や汚れが目立ちません。
切ったり触ったりしやすい紙です。
でも、のりの付きが悪いため、接着に手間がかかりました。
紙が柔らかいので、接着に手間取っても破れずにすみました。
もう少し強いのりを使えば、もっとキレイな箱に仕上がりそうです。
”箱屋の試み”では、いくつかの金色の紙や化粧箱を紹介してきました。
今週はそれらの「金色」たちを、改めて紹介していきます。
明日は最近ご紹介の「金色」紙を使った化粧箱です。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
ほかの日のブログはこちら
Copyright © 2010 SHINOHARAHIKI CO.,LTD All Rights
Reserved. |