◎第二百三十八回 展示されているエレキテル化粧箱 〜その2〜
4月 6日(水) 晴れ(香川県)
すっかり忘れていたのですが、きのうは”ちょっと変わった化粧箱”開店1周年の日だったのです。
平成22年4月5日にスタートした”ちょっと変わった化粧箱”、開店と同時に始めたブログ”箱屋の試み”も、連載238回を迎えることができました。
これまでにも当HPへのご感想、ご意見を多く寄せていただきました。ありがとうございます。
開店2年目に突入しましたが、これからも皆さまのお役に少しでも立てるよう精進してまいります。
どうぞお付き合いくださいますよう、よろしくお願い申し上げます。
さて、きのうの「平賀源内記念館」に展示されている「エレキテル化粧箱」の紹介に引き続き、きょうは「歯ART美術館」に展示されている「エレキテル化粧箱」を紹介します。
4月3日〜5月30日の期間で、「歯ART美術館」では「源内金唐革紙同好会展」が開催されています。
”金唐革紙”って何?
”金唐革紙”とは、江戸時代に海外から入ってきた”金唐革”と呼ばれるクラフトレザーを模して、和紙を材料にして作った装飾紙のことです。
香川が産んだ奇才「平賀源内」先生が開発した、との記録が残っています。
「源内金唐革紙同好会展」は、日本工芸会四国支部会員の倉橋先生が中心となって活動している「源内金唐革紙同好会」のメンバーが製作した、”金唐革紙”作品が集まった珍しい展示会です。
篠原紙器が出展させてもらっている「エレキテル化粧箱」も、「金唐革紙同好会」メンバーである香川県産業技術センター寒川さんのご協力を得て作った作品なのです。
「歯ART美術館」では、篠原紙器で作った「エレキテル化粧箱」を上の写真のように飾ってもらっています。
展示会場の「歯ART美術館」は、香川県高松市庵治町にあります。海沿いの上り坂をグネグネと進んでいると、右の写真のような看板が”デーン”と出ています。
看板に書かれている女性の絵ですが、源内先生が江戸時代に描いた油絵「西洋婦人図」を、倉橋先生が”金唐革紙”に仕上げた作品を写したものです。
看板の絵になっている”金唐革紙”も、美術館に飾られています。
グネグネした坂道で来るのが少したいへんですが、右手に見える海がとても美しいです。
天気のいい日は、瀬戸内の静かな海を眺めながら、気持ちよくドライブできる道です。
「歯ART美術館」の駐車場からは、急な坂道を下りて美術館に入るようになります。
駐車場から眺める景色も、なかなかのものです。
晴れた日には、右の写真のように青い海を楽しむことができます。
写真の桜はまだ一分咲き程度ですが、今週末には桜の花も咲き誇っているんじゃないでしょうか。
美術館の中には喫茶もあって、お茶を飲みながら静かな海を観ることができます。
ゆったりとした時間を過ごせますので、デートなんかにもお勧めですよ。
もちろん、展示されている”金唐革紙”の世界を楽しむこともお忘れなく。
きのう、きょうと、ゴールデンウィークのお出かけにも適した観光スポットを紹介してきました。
この期間、店長もチョコチョコ出没予定です。
一緒に”エレキテル化粧箱”を見てみませんか?
きょうはここまで。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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