ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二百三十四回 漆紙で作った化粧箱 〜その2〜

 3月30日(水) 晴れ時々曇り(香川県)

 

きょうの香川県も、昼間は春のような陽気でした。

車の中では、冷風を付けながらのドライブでした。

こんなに陽気な日は、「山下達郎のサンデーソングブック」を聴きながら過ごしたい気分です。

きのう、きょうと暖かい日が続きましたが、香川県の桜の開花宣言は出ませんでした。

平年通りであれば、きょう3月30日が香川県の開花日だそうです。

 

外出先からの帰りが日没後になったのですが、日が沈むと肌寒かったです。

冷風に合わせていた車のエアコンを、暖房に切り替えての運転でした。

しかし、確実に春は近づいているのを感じられました。

夏になるまで、春の気候が長く続いたらいいのにな。

 

きのう作った「漆紙(うるしがみ)」のミ箱を使い、きょうはちょっと大きな化粧箱に仕上げてみました。

背の高い2つのミ箱を「帯」と呼んでいるパーツで囲み、ひとつの箱にしています。

「帯」とは、箱の面に合わせて切った生地を化粧紙で包んで作った、貼箱ならではのパーツです。

複数の生地をつないでいるために、生地のつなぎ目で折ることができ、ギミックを持たせた貼箱を作るのに便利なパーツです。

 

きょうの化粧箱には、可動のギミックは持たせていません。

2つの貼箱をピッタリくっつけて縛るための、文字通り「帯」としての使い方です。

内側のミ箱と外側の「帯」の二重構造になっており、けっこう頑丈な化粧箱になりました。

でも、紙でできているので、軽いんです。

 

2つのミ箱を「帯」でつなぎ、箱の上下は表紙貼りのフタとソコで覆いました。

フタの裏には、ミ箱の口に合わせた”おもり”が付いており、フタがずれないような工夫をしています。

かぶせフタよりもシンプルでカッコイイでしょ?

 

最後に、ちょっと宣伝です。

 

TOPページの最新ニュースや、おとといのブログでも書きましたが、今週末から始まる「さぬきの源内焼展」と「源内金唐革紙同好会展」に、篠原紙器の化粧箱を出品いたします。

「さぬきの源内焼展」を開催する平賀源内記念館では、化粧箱の販売も行います。

 

ということで、店長は今週末出品用の化粧箱作りに追われている状況です。

明日は、源内記念館での販売に関係する箱を紹介します。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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