ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二百二十回 布の紙で作った化粧箱 〜その2〜

 3月 7日(月) 曇りのち晴れ(香川県)

 

きょうは、愛媛県のやや南にある”内子町(うちこちょう)”へ行ってきました。

高速道路松山自動車道で、松山インターチェンジから南に30分ほど走ったところにある町です。

内子町には、数年前に合併した旧の”五十崎町(いかざきちょう)”という町があります。

ここは、昔から和紙の製造が盛んで、江戸時代に大洲藩(おおずはん)に和紙を納めていたことから、この地域で作られた和紙は「大洲和紙(おおずわし)」と呼ばれるそうです。

きょう店長が訪れた業者さんは、「大洲和紙」を現在風にアレンジして、多くの人に「大洲和紙」の良さを知ってもらおうと頑張っている方々でした。

 

一件目の業者さんでは、和紙の調湿性、吸臭性を活かしたインテリアを作られていました。

工房の中を見せていただいたのですが、部屋の中にある和紙製品のおかげで、とても心地よく感じられました。

二件目の業者さんでは、和紙と金箔との組み合わせによって華やかで上品な雰囲気を演出するインテリアを作られていました。

思わず手にとって見たくなる商品が並んでいました。

 

どちらの業者さんも、和紙の良さを活かし、市場に受け入れられやすいデザインで製品を作っていました。

機会があれば、もっと詳しく「大洲和紙」を紹介したいと思います。

 

前回に引き続き、”布の紙で作った化粧箱”をご紹介します。

篠原紙器の資材置き場から、えんじ色の布紙を見つけたので、早速化粧箱にしてみました。

サイズは前回の「緑色の布紙の化粧箱」と同じにしてみました。

箱の内側は、黒の楮紙(こうぞがみ)でお化粧しています。

 

ここまで作って、「このえんじ色の布紙はブログで紹介した事がある」、ということに気が付きました。

”フルーツ化粧箱”シリーズで、「ココナッツの化粧箱」に使っていたのです。

おもしろい布紙を見つけた、と思っていたのに、作った箱の形も大きさも、黒い紙との組み合わせも、「ココナッツの化粧箱」に近いものになっていました。

 

不覚!

 

まぁ、同じ人間が作る化粧箱です。

同じような化粧箱に仕上がってしまっても、しょうがないでしょう。

それにしても、最近、記憶力が落ちたなぁ、っと感じる毎日です。

 

そんなことにはへこたれず、明日もがんばっていきます!

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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