ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二百一回 彩り豊かな和紙たち 〜その1〜 

 2月 7日(月) 晴れ(香川県)

 

立春を過ぎてから、香川県では暖かい日が続いています。

このまま春になればいいのにな、って感じです。

しかし、香川県には雨が降っていません。

このまま、まとまった雨が降らなければ、今月中旬には取水制限が行われることになります。

冬に取水制限が行われるのは珍しいことです。

雨台風を期待することもできず、梅雨前線を期待することもできず、どうなっちゃうんだろう?って、少し心配になります。

盛大に、雨乞い祭りでも行いましょうか!

 

きょう、お客さまと化粧箱の打ち合わせをしてきました。

お客さまの発想って、ありがたいものです。

「こんな箱できないかしら?」ってご相談から、おもしろい化粧箱のヒントが生まれることがあります。

早速、サンプル作りに取り掛かっているところです。

うまくいけば、このブログでも紹介しますね。

 

さて、連載201回目のテーマは、「彩り豊かな和紙たち 〜その1〜」にしました。

昨年より、楮(こうぞ)や雁皮(がんぴ)を使った和紙のおもしろさを知ったので、今年は和紙を使っておもしろい化粧箱を作りたい、と考えています。

 

きょうご紹介の和紙は、「楮(こうぞ)を使った黒い紙」です。

楮(こうぞ)100%ではありませんが、表面に楮(こうぞ)の繊維質がよく表れている紙です。

パルプで作られた紙に比べると、薄くてやや弱いイメージがありますが、楮(こうぞ)の繊維が長いので、破れや切れには比較的強いです。

吸水力も大きいのが特徴です。

 

楮紙(こうぞがみ)にも、色を染めた紙がありますが、色のバリエーションが少なくて困っています。

きょうご紹介の和紙には、24色のカラーバリエーションがあり、使い勝手が良さそうです。

色の名前も和紙っぽく付けています。

きょうの紙の色は「くろ」ですけどね。

 

さすがに24色全てを紹介できませんが、明日以降、一部の色を紹介していきます。

 

次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!

 

 

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