◎第百九十五回 愛媛でいただいたおもしろい紙 〜その2〜
1月28日(金) 晴れ時々曇り(香川県)
ニュースでも伝えられていますが、今年の冬は寒いです。
あさってには、強い寒気が日本列島を覆うため、とても寒くなるそうです。
早く春にならないかなぁ。
きょうのお昼ご飯は、高速道路のサービスエリアでいただきました。
「ヒレカツ丼とうどんのセット」と、なかなか豪華なメニューです。
篠原紙器から一番近いサービスエリア「豊浜S.A.」は、高速道路に乗らなくても利用できる、便利なお店です。
このブログでも書きましたが、高速道路のサービスエリアに、そのエリア限定メニューを置いているのを見かけることがあります。
きょうの「豊浜S.A.」にも、エリア限定メニューとして「高瀬茶生どら焼き」なるものを売っています。
「豊浜S.A.」のある観音寺市のお隣、三豊市高瀬町は、香川県では有数のお茶の産地です。
高瀬町で採れた「高瀬茶」を使ったおみやげが「高瀬茶生どら焼き」です。
今回は買えませんでしたが、一度食べてみたいメニューです。
さて、きのうに引き続き、きょうも愛媛県の紙屋さんでいただいたおもしろい紙を紹介します。
きょうの紙は「紙布(しふ)」です。
店長は最近知った素材ですが、江戸時代には存在が確認されている、歴史のある紙です。
見た目やさわり心地は布ですが、紙でできた布です。
いただいた「紙布」は、「楮紙(こうぞがみ)」を細切りにして作った糸で織った布です。
けっこう丈夫で、水に強いのはもちろん、切れや破れにも強いんです。
この「紙布」を使って、タオルや服なども作っているよう、もっと太い糸を使った「紙布」でサンダルを作ったりしています。
愛媛の紙屋さんのお話では、「紙布」で作った商品は吸水性や吸臭性が高いので、特に汗をよくかく夏場に使うと、心地よく感じられるそうです。
ダイニングや洗面所に敷くラグなども作られているようです。
「紙布」のラグの上で寝っ転がっていれば、暑い時期を快適に過ごせそうですよね。
先日お伺いした高知県の製紙屋さんの話では、「雁皮紙(がんぴかみ)」を糸にして、金糸といっしょに織り込んだ、とても贅沢(ぜいたく)な「紙布」を作っているところもあるようです。
一巻き百数十万円!!
着物に仕立てたりしているようですが、売れるとことでは売れているんですね。
箱にまつわるおもしろいものとして、いろいろな紙を見てきました。
先人の知恵が詰まった紙、最新テクノロジーを応用した紙など、世の中にはまだまだおもしろい紙があるようです。
店長も、もっと紙の勉強をして、おもしろい化粧箱を提案していきたいと思います。
ブログや当HPでもどんどん紹介していきますので、よろしくです。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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