ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第百八十二回 柿渋塗って、いいかんじ!
1月11日(火) 晴れ時々曇り(香川県)
2011年が始まって、きょうで11日が経ちました。
ん?
2011年1月11日、
「1」がいっぱいだぁ。
11月11日にも使おうかな。
きょう1月11日は、一般的に”鏡開き”の日です。
お正月にお供えしていたしめ飾りやおもちを下ろす日です。
篠原紙器でも、工場に飾っていたおもちをぜんざいにしていただきました。
ぜんざい、おいしいですよね。
お正月にテレビで観たんですが、あの一休さんが食べて、「善き哉(よきかな)」と言ったことから、「ぜんざい」という名前になったそうです。
なるほどね。
もし、バナナを食べて「善き哉」と言っていたら、バナナがぜんざいだったのかな?
そもそも、室町時代に日本にバナナはなかったのかな?
という訳で、お正月もいよいよ終わりです。
今日ご紹介の写真は、渋い感じに仕上がった「紙」です。
昨年12月に、「和紙で作った紙製品」を紹介しましたが、きょうの素材も「和紙」です。
もともと白い「和紙」を、写真のように渋く仕上げたのは、「柿渋」です。
「柿渋」とは、柿の渋成分「タンニン」を発酵させて作った、日本古来から使われてきた液体です。
日本では、衣類の染めや紙に塗る素材、海で使う網の補強や家の内装などなど、いろんな使い方がされてきました。
「柿渋」には防腐作用や補強作用があり、紙に塗って乾かすと、紙を硬くして水に強くなるようです。
興味を持った店長は、さっそく「柿渋」を購入して「和紙」に塗ってみました。
臭いのはイヤだから、「無臭柿渋」を買いました。
最初に「和紙」に塗ったときは、パッとしなかったのですが、乾かしながら重ね塗りをしていると、写真のような渋い「和紙」に仕上がりました。
「柿渋」塗って「渋い仕上がり」ですって。ぷっ。
う〜ん、今年はなんだかいいアイテムを見つけたぞ。
「柿渋」を使った試みも、このブログで紹介していきますね。
きょうはここまで。
次回の”箱屋の試み”、お楽しみに!!
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