ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第百六十四回 和紙で作った紙製品 〜名刺入〜
12月 7日(火) 曇りのち雨(香川県)
きょうは二十四節気のひとつ”大雪”です。
つい最近、「きょうは”小雪”です。」と書いた気がしているのですが、日が経つのは早いです。
香川県では、夕方から冷たい雨が降っています。
明日には雪が散らつくかもしれない、とのこと。
店長も、寒さ対策としてアンダーウェア(ももひき)を装備しました。
忙しい年末年始、風邪を引いている場合じゃないですからね。
店長が住む香川県観音寺市の西隣は、愛媛県四国中央市です。
四国中央市は紙の産業が非常にさかんな街です。
紙の原料になる木材チップが山積みされていたり、高い煙突から白い煙がモクモク出ていたり、街全体が工業地帯のようなところです。
この街にある、「愛媛県立紙研究センター」というところへ行ってきました。
紙の化粧箱を作る店長にとっては、前から気になっていたスポットです。
地図に従って走っていると、目的地にはとても良い雰囲気のテーマパークのような建物があるではありませんか!
館内に入って、職員さんにお願いして、館の中を案内してもらいました。
紙にまつわる展示物のある素敵なギャラリーや、紙を漉いたり加工したりできる立派な設備があり、なんだかテンションが上がってしまいました。
一般公開しているようなので、お近くの方は行ってみてはいかがでしょうか。
きょうは愛媛県の紙研究所へ行きましたが、ご紹介する和紙製品は高知県の紙博物館で入手したものです。
きょうの紙製品は「名刺入」です。
象牙色のもみ紙をベースに、赤と緑の絵の具で描かれた大柄な花の模様が、なんとも華やかな「名刺入」です。
内側はカーキー色のもみ紙が貼られています。
きのうの「金封入」もそうですが、和紙由来の柔らかい、温かい手触りがとても気持ちいいです。
「名刺入」は手に取る機会がおおいから、手触りのいい感じの和紙は、表面を包むのに適した素材だと思います。
使い込むと和紙がより柔らかくなって、手に馴染んでくるんでしょうね。
明日も和紙でできた紙製品を紹介します。
次回の箱屋の試み、お楽しみに!!
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