ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第百五十五回 天開きと引き出しのついた化粧箱 〜更紗紙風〜

11月24日(水) 晴れ(香川県)

 

きょう、箱を配達するために、高知県へ行ってきました。

いよいよクライマックスを迎える”龍馬伝”で賑わいを見せている県です。

天気も良かったし、高知市内は暑いくらいでした。

車の中も暑かったので、冷房を入れて走りましたよ。

きょうは配達だけだったので、高知県には30分間くらいしかいませんでしたが、南国土佐って感じでいい所です。

配達以外でも、高知県に来る機会を作りたいな、と思いました。

 

そういえば、四国の高速道路のサービスエリアでは、ご当地バーガーが盛り上がりを見せています。

高知自動車道の南国サービスエリア上り線にはシイラを使った「南国バーガー」、下り線には土佐はちきん鶏の肉を使った「土佐維新バーガー」なるものが売っていました。

そのほかにも、「鶏鍋バーガー」「ししコロバーガー」や、松山自動車道では「じゃこカツバーガー」などもあるようです。

連休を使って、四国の高速道路をグルメドライブするものおもしろそうです。

 

さて、きょうは前回と紙違いの化粧箱を紹介します。

影絵のような模様は、「更紗模様」と呼ばれるデザインに似せて作ったものです。

「更紗模様」とは、室町時代にインドや東南アジアから伝えられたエスニックな模様です。

この「更紗模様」が入った紙を「更紗紙」といいます。

 

友禅風の紙で作った化粧箱と雰囲気が違うでしょ?

優雅なイメージが弱くなって、異国的なイメージが強く感じられます。

しかし、和室に飾っても違和感は少ないんじゃないでしょうか。

日本で育って日本の文化に馴染んだ、異国生まれの模様、ってところです。

白地に濃い藍色と赤色の色使いが、メリハリのあるデザインを作り出しています。

 

こちらの化粧箱も、天面がパカッと上に開いて、下段には引き出しが付いています。

引き出しの取っ手は菊冠ですが、「更紗模様」といい相性です。

エスニックでもあり、どこか懐かしい風合いもあるこの化粧箱に、あなたなら何をしまってみたいですか?

 

あすは、「もうこんな時期?!」ってな箱を作ってみたいと思います。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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