ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第百四十四回 貼箱みたいなトムソン箱

11月 8日(月) 曇りのち晴れ(香川県)

 

きのう11月7日は”立冬”です。

暦の上では、きのうから冬なのです。

”立冬”””小雪””大雪””冬至””小寒””大寒”と、どんどん寒くなっていきます。

つぎの”立春”が待ち遠しくなる季節の始まりです。

 

それにしても、きょうの香川県は暖かい一日でした。

朝なんか、外に出ると、生暖かさを感じるくらいでした。

個人的には、このまま寒くならない方がいいんですけど…。

 

さて、店長の住む香川県を中心に、先月10月31日まで「瀬戸内国際芸術祭」なる催しが行われていました。

入場者数が、当初見込んだ30万人を大きく超え、延べ95万人近くを動員した、とても大きなイベントになり、盛況のうちにフィナーレを迎えました。

残念ながら、店長はこのお祭りに参加できなかったんです。

香川県では、三年後にも開催できるように検討している、とのことですので、次回があれば、ぜひ行ってみたいです。

 

その「瀬戸内国際芸術祭」では、地元のお土産を、芸術祭に参加したアーティストがデザインして売る、という試みも行われていました。

店長が高松のお土産売り場で見つけた、きょうご紹介の化粧箱も、アーティストがデザインしたものと思われます。

えびせん用の化粧箱なんですが、見た目に「貼箱」と思うような風合いでした。

しかし、箱の角に気になる筋が…。

気になってしょうがなかったので、買って帰りました。

 

箱を開けて調べてみると、トムソンという機械で型抜きした折り箱「トムソン箱」だったのに、少しびっくりしました。

「トムソン箱」の多くは、コートボールと呼ばれる、表面にツヤのある厚紙に印刷をし、印刷に沿ってトムソンで抜く、というものです。

しかし、きょうの箱は、印刷した化粧紙を厚紙に貼り、トムソンで抜いた箱なんです。

折り箱のくせに、「貼箱」の要素を持った箱なんです。

 

なるほど。

 

こういう箱の作り方もあるんだなぁ、と、感心してしまいました。

やはり、幻術家の考えることはちょっと違うなぁ、なんて思いました。

店長も、視野を広げて、おもしろい化粧箱を作って行かなきゃ、と、発破をかけられた思いです。

おもしろい箱ができたら、このブログでもご紹介しますね。

 

明日は、先日作った”ちょっと変わった化粧箱”を紹介します。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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