ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第百三十二回 味覚の秋! フルーツ化粧箱 〜ぎんなん〜

10月20日(水) 曇り(香川県)

 

このブログでも何度か触れましたが、店長の住む香川県は雨が少ない県です。

毎年のように渇水問題が出ています。

今年も夏からの降水量が少なく、香川の水がめ「早明浦ダム」の貯水率を気にする日々が続いています。

ちなみに、本日10月20日の早明浦ダム貯水率は、70%です。

10月の頭には57%にまで貯水率が下がっていましたが、この2週間の間に、早明浦ダム上流域で雨が降ってくれたようで、順調に貯水量が増えています。

 

雨が少ない時期に、頼りになるのが”雨台風”です。

暴風や豪雨の被害が心配ではありますが、”雨台風”のおかげで、香川県界隈のダム貯水率が飛躍的に回復したことが多々あります。

ところが最近、日本本土に上陸する台風がメッキリ減っています。

特に今年は、台風の発生数自体が少ないようです。

以前、新聞の記事で、地球の温暖化が進めば、台風の少数化、巨大化を招くという予想が出ていました。

住みやすい地球を残していくために、何ができるか考えてみませんか?

 

さて、きょうのフルーツ化粧箱は「ぎんなん」です。

フルーツという言葉ではちょっと思いつかないテーマですが、歴としたイチョウの木の果実です。

 

写真の化粧箱は、フタの口に額を付けて、「ぎんなん」の殻の合わせ目をイメージして作成しています。

 

「ぎんなん」は、硬い外殻を割って、中の軟らかい部分を食べます。

殻ごと火であぶって、焼けた中の実を食べたり、茶碗蒸しの具として使われたりします。

食べ過ぎるとお腹が痛くなりますので、特に小さいお子さんには気をつけてくださいね。

 

調べてみると、「ぎんなん」を付けるイチョウの木ってのは、日本や中国、台湾にしかないようです。

秋になると、黄色く色付いた逆三角形の葉っぱが”はらはら”と散る様が眼に浮かびますが、どうも東アジア特有の風景のようですね。

店長が小さい頃には、落ちたイチョウの葉っぱを使って、貼り絵を楽しんだものです。

 

「ぎんなん」の旬は晩秋です。ちょうどこれからの時期ですね。

イチョウの木から、あの独特のにおいが漂ってくる時期なんですね。

 

なかなかディープなフルーツ化粧箱が出てきています。

明日はどんなフルーツでしょうか?!

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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