ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第九十二回 貼箱とトムソン箱の組み合わせ

8月20日(金) 晴れ(香川県)

 

”箱屋の試み”の本文冒頭に書いています、きょうのお天気について。

最近、「晴れ」としか書いていないように感じます。

そういえば、香川県ではぜんぜん雨が降っていないですね。

香川の水がめ、早明浦ダムの貯水率を調べてみると、8月20日現在で100%になっています。

香川県下にあるダムでも、今年は水不足のニュースは聞きませんし、雨が降っていないように感じていても、水は足りているようです。

しかし、この先一週間の予報でも、香川は晴れマークが続いています。

香川の皆さん、油断せずに節水を心がけ、水は大切に使いましょう。

 

さて、きょうご紹介の化粧箱は、貼箱とトムソン箱を組み合わせたインロー箱です。

数年前に、チョコレート用で製造した化粧箱です。

フタとソコは化粧箱で、インナー箱(金色の部分)がトムソン箱です。

 

トムソン箱とは:打ち抜き機を使って、展開した箱の形状に切り抜いた厚紙を、組み立てて箱状にした箱のことです。

打ち抜き用の木型が必要なため、初期経費がやや高い箱です。

しかし、いろいろな形の箱を作りやすいことや、製造コストが安いこと、平状で保管できるので収納スペースが小さくて済むことなど、利点は多い箱です。

 

この箱のように、インナーにこれだけの額(箱の輪郭を広く取っている部分)を作ろうと思うと、貼箱では対応できません。トムソン箱ならではの生業ですね。

 

とはいえ、強度や仕上がりの美しさでは、貼箱の方が上だと思います。

それぞれの長所を活かした、写真のような化粧箱は品質が高いですよ。

 

 

来週は、タント以外の紙を一部紹介します。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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