ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第七十八回 キミョウ キテレツ エレキテル

7月28日(水) くもり時々雨(香川県)

 

梅雨が明けて2週間近くになりますが、香川県にひさしぶりの雨が降りました。

香川県は全国的にも雨の少ない地域で、毎年のように水不足におちいっています。

香川の水がめ、早明浦ダムの貯水率はまだ90%以上を維持しているようで、ホッとしています。

 

ニュースを見ていると、集中豪雨や長雨で被害が出ているところが多いですね。

台風を含め、夏の雨は要注意です。

 

で、雨が降るときに雷が鳴ることがありますよね。

理科の授業で、雷は雲の中の水分子が帯電してできる電気だ、と習った記憶があります。

 

いまでこそ、電気は日常生活に欠かせない、非常に身近な存在ですが、250年前の日本人には、電気の観念すらありませんでした。

 

そこでまたまた源内さんの登場です。

源内さんが47才のとき、当時オランダとの貿易が許されていた長崎で、壊れたエレキテルを入手しました。

設計図も説明書もなかったエレキテルでしたが、源内さんはその構造を解明して直してしまったんです。すごいでしょ?

 

エレキテルには松ヤニを固めた絶縁体がセットになっていて、発生した電気を人伝えに感じさせることができる仕組みになっているようです。

感電した人はさぞかしびっくりしたんでしょうね。

人の驚く姿を、ほくそ笑みながら見ている源内さんが容易に想像できます。

 

現在、源内先生が作った(直した)エレキテルが二台存在しています。

二台はなんとなく構造が違っており、源内さんがエレキテルを研究して改良していたんじゃないか、と言われています。

組み立てキットとして売られているエレキテルもありますよ。ちゃんと発電します。

皆さんも機会があれば、作ってみてくださいね。

 

あすも、源内先生が残した足跡をご紹介します。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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