ブログ 〜箱屋の試み〜 

◎第二十三回 「和」の顔にお化粧する紙たち その2

5月11日(火) 雨のち曇り(香川県)

 

貼箱を「和」の顔にお化粧する紙の第二弾、きょうは雲龍紙をご紹介します。

 

写真を見ていただいたように、雲龍(うんりゅう)紙とは、ほぐした白い綿のような模様が特徴の和風の紙です。

白い雲を引っ張りながら、空を翔る龍をイメージした模様が語源のようです。

水色の紙のほうがそれらしく見えたかしら?

 

写真の雲龍紙は緑色ですが、篠原紙器ではよく白の雲龍紙を使っています。

白地の紙に白い模様ですが、けっこう特徴が出ていますよ。

かまぼこ用、羊かん用、海産物用…、などなど、箱に入れるものも様々です。

 

雲龍紙は貼箱以外にも、のしや薄紙として使われることが多いです。

お菓子や衣類を包んでいる紙で見たよ!って方も多いんじゃあないでしょうか。

 

淡い色の雲龍紙は見ていて爽やかに感じます。

一方、賑やかな色の雲龍紙は力強さも感じられます。

使い方によって使い分けのできる、オリジナル性の高い紙です。

 

明日も特徴の強い和風の紙をご紹介します。

 

次回の箱屋の試み、お楽しみに!!

 

 

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