ブログ 〜箱屋の試み〜
◎第十八回 デザインがズレない貼箱
4月28日(水) 晴れ(香川県)
さて、きょうからまた日本の街で見かけた化粧箱をご紹介します。
写真の箱は、新宿のデパートで購入した、お菓子の入っていた貼箱です。
中身はおいしくいただいています。
一見、インロー式貼箱のようですが、よく見ると、ソコの断面から生地がのぞいています。
この箱は、もともとフタとソコが一個の箱でした。その箱をフタとソコに断裁することを、ダイカット加工といいます。
この方法で作られた箱は、フタとソコのデザインのズレが起きにくいんです。
もともとひとつのデザインを、フタ部とソコ部に切り分けていますから、デザインがズレにくいんですね。
キャラクターをデザインしたお弁当箱なんかで見かけた方もいるんじゃあないでしょうか。
ダイカット加工も、特殊な機械を使って行います。
機械がないとできないタイプの貼箱ですが、フタをしたときの一体感があり、きれいに見える化粧箱です。
きょうはここまで。
次回の箱屋の試み、お楽しみに!!
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